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★唯梓ss【 the creatures...】★

大学生唯梓です。
18禁から一転、大人っぽい雰囲気を目指して書いてみました。
大人っぽい、というより無機質になってしまいましたが。

唯視点です。 短いです。 百合です。

楽しんでいただければ幸いです。






...






 ______________________________【 the creatures...】

なんだか急に、会いたくなった。
時計は既に真夜中と呼ばれる時間。
朝が来れば、会えるけど。
 
立ち上がって、部屋の窓を開けると
柔らかな夜の風が、頬を撫でて。
 
もっと、会いたくなった。
 
憂を起こさないように、そっと家を出て。
車のエンジンをかけて、夜の闇の中へと、走り出す。
ヘッドライトが照らすのは、直目の薄暗い道だけだ。
 
空に浮かぶ、バナナみたいな形の三日月は
夜の住宅街をそっと照らしていて
こんな風に優しくなれたらな
なんて思ったら、不機嫌そうな梓が
頭の中に浮かんで、ふふふと笑みが漏れてしまう。
 
街頭の明かりが流れるように視界から消えていって、妙に現実感のないような、
現実と夢の間にすっぽりと入り込んでしまったような、不思議な感覚がする。
わたしは生きているのか、ここは果たして現実なのか、夜の帳に呑まれてしまったのか。
 
車を止めて、携帯電話をとりだし、メールを打つ。
 
『好きだよ』
 
少しの時間、この時間。
こう言う時間が、好きだ。
自然に鼻歌が漏れて、車の中を廻って消えた。
程なくして、携帯が震えて。
 
『どうしたんですか?こんな時間に』
 
怪訝な様子の梓の問いかけに、頬が自然に緩む。
 
『会いたくなって』
 
送るとすぐに、電話が鳴った。
 
「今、どこにいるんですか?」
 
「あずにゃん家の前」
 
電話の向こうで、ふぅ、と息を吐く音がして。
 
「今、行きます」
 
呆れたような、少し焦ったような梓の声に思わず笑みが漏れた。
 
少し経って、ドアが開いて、可愛い君が。
少し、不機嫌そうな顔をして。
 
わたしの現実が。
目の前で、月の光に照らされて。
 
綺麗だと思った。
 
当たり前のように助手席に乗りこんだ梓にニッコリと笑いかける。
困ったように、笑い返す梓を、愛しいと思った。
 
「どこに行こう?」
 
「どこでも、いいですよ」
 
夜の街は静まり返って、世界には二人だけみたい。
横目で盗み見た、梓の頬が流れてく街頭に照らされて。
 
前よりも、少しだけ大人びた横顔に沢山の未来が見えた。
 
この愛しさが、君を傷つけなければ良いと思う。
胸に溢れて、どうにもならないこの愛しさで梓が幸せになれたらいいのに。
 
自然の摂理から零れ落ちたわたしたちに未来はあるのかな。
生産性のない恋の終わりにわたしたちは何を見るのだろう。
人間の幸せって、どんな形をしているんだろう?
 
想いに後悔も、懺悔もないけれど。
この愛しさに、理由をつけられるほど大人でもないけれど。
 
君の未来を、わたしにくれる?
 
月に揺られて星が瞬く。
不意に目頭が熱くなって、車を路肩に停めた。
 
わたしの頬に流れ落ちた雫にそっと触れた指の感触。
 
「こっち、見て下さい」
 
優しく囁かれた声に、視線をむけると。
淡いオレンジ色の街頭に照らされた梓が優しく微笑んでいた。
 
「私が、守ってあげますから」
 
頬に触れた指がそっと動き、頬を包む。
梓を見つめたまま、わたしはそっと目を閉じて。
 
唇に落ちた、優しい感触に。
 
その小さな手の中の未来に
全てを委ねても良いと、思った。

君が独りにならないように、わたしは創造されたんだ。

空で揺られる月と、君だけが。
それを知っていれば、それでいいと。

わたしは、唇から離れる温もりに、追いすがるようにうに触れ返した。

______________________________【
 the creatures...】



[あとがき]
大好きな曲から、妄想を膨らませてみました。
いやあ、なんか色々と難しいですねぇ。
まあ、後ろは振り返らずに、進んで行こう…と思います。。。

若干、次の更新まで間隔が空くやもしれません。
頑張りますけどねっ!

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