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URL 2010-09-22 Wed 22:06:27

あれ、デスクトップが滲んで見えない・・・
素晴らしかったです!!
次回作も頑張ってください!

2010-10-20 Wed 02:54:28

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2010-10-27 Wed 18:21:03

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Home > ss > ss唯梓【my little wish will almost come true!!】

ss唯梓【my little wish will almost come true!!】

  • Posted by: 拳骨
  • 2010-09-22 Wed 20:16:13
  • ss
今週のけいおん最高でしたね。
みんな可愛かったなあ。
ぽわわわんとしつつ、遂に!遂に!!遂に!!!
最終章が書き上がりましたー!
無事に完結出来て良かった…。

梓か紬か律かでの別視点も考えているんですが
今はとにかく、馬鹿みたいなギャグものを書きたくて仕方が無いと言うw

では、パラレルな百合、最終章です!!
お気を付けてお進み下さい。



______________________________【my little wish will almost come true!!】


-08-
宿舎から出て訓練所へと向かいながら唯は空を見上げていた。
まだ真夜中と呼ばれるこの時間が好きだ。
月明かりに照らされた雲が淡い光を放ちながら流れていく。
夜の静寂は優しさに満ちていると思う。
月も星も雲も世界全てが、そっと揺らいでいるようだ。
鼻から大きく空気を吸い込んでゆっくりと吐き出す。
身体の中に夜が充満したような、そんな気がした。
 
「ユイ」
 
背後から聞こえた声に唯が振り向くと、軍服を着た律が立っていた。
行くぞーと軽く肩を叩かれて、唯は歩きだした律の後を追う。
優しい月の明かりに照らされた夜の空の下をゆっくりと歩きながら、梓に会いたいと思った。
 
律に続いて訓練所へと入ると、室内は話し声でざわついていた。
唯が所属している特別部隊は50名の女子のみで編成されている。
その50名は更に5人ずつのグループに分けられていて、それぞれにリーダーがいる。
大体はそのグループの5人で動いている。
特別部隊は極秘で動くことが多く、その出撃の大半は戦渦の真只中でその場にいる一般兵を抹殺するのが使命である。
味方の一般兵に紛れて少人数で斬り込めば、顔も割れにくい。
そもそも混乱した戦場で敵兵の顔を覚えていられる人間など皆無に近いのだが、
それでも顔が割れて暗殺者に狙われることがないようにと出来る限りの処置が取られている。
お金をかけて育てた兵士を失いたくない、と言うことだろう。
それはきっとここにいる全員がわかっていることだ。
だからこそ今回のように50人全員が集められるのは珍しいことで
今回の出撃が特別なものであることを示している。
 
唯のグループのリーダーは澪で、律も同じグループの仲間だ。
澪と律は俗に言う幼馴染で、でも一般的な幼馴染よりもっと、お互いを思い合っていることを唯は知っている。
自分と梓も二人のようになれたらと唯は思う。
梓とずっと一緒にいられたらどんなに素敵だろう。
今日みたいにお弁当を食べたり、キスしたり。
絵に描いたような幸せな時間がずっと続いたら。
 
唯がぼんやりとそんなことを思っていると、難しい顔をした上官が入ってきた。
ざわついていた室内が水を打ったように静まり返る。
上官は咳払いを落とすと話を始めた。
 
「敵軍が北の森を抜けて、本部への攻撃を仕掛けてくるとの情報が入った」
 
ぼんやりと幸せな余韻に浸っていたその耳へと飛び込んできた衝撃的な言葉に唯は勢いよく席を立った。
ガタンと椅子が音を立てて仲間たちが一斉に唯へと視線を向ける。
 
「おい、どうしたんだよ?ユイ」
 
隣に座っていた律に腕を引かれて唯はハッと我に返り、ごまかさなくてはと、頭を掻きながら言う。
 
「ウイが焼いてくれたクッキー持って来たらよかった~」
 
間延びした唯の声に仲間たちがクスクスと笑った。
へへっと笑って、すみませーんと椅子に座る。
 
少し、膝が震えていた。
 
-09- 

結局、夜明けを待たずに出撃命令が出された。
森の手前まで来ている隣国兵を森の中で迎え撃ち、自国への侵入を防ぐと言う作戦だった。
徐々に明るくなり始めた空の下を、隊列を組み行進しながら唯は思う。
もしも。
森が戦場になってしまったら。
もしも。
梓があの場所で待っていたら。
危ない目に合うかも知れない。
二度と梓と会えなくなってしまうかも知れない。
そんな不安が頭の中を渦巻いて止まらない。
頭の中が梓でいっぱいになって、これは愛なのかも知れないと思った。
俯いて、ふぅっと息を吐いて心を決める。
 
勢いよく顔を上げると、唯は隊列を抜けて駆け出した。
走り出した唯に気付いた律の声が後ろで聞こえたが振り向きさえせずに唯は真っ直ぐに走った。
どんなに怒られたっていいと思った。
あの野原に梓がいないことを確認できればそれで良かった、。
野原へと駆け込んだ唯はその眼に映った光景に足を止めた。
目の前には肩を揺らしながら唯を見つめて立ち尽くす梓の姿。
初めて出会った日と同じように綺麗な黒髪が風に揺れていた。
 
あの日と違うのは梓が身に纏っている、漆黒の軍服。
唯がずっと、敵だ、と。
剣を振るってきた、漆黒の軍服。
 
普段は何をしてるの?
 
って、聞かれたくなかったから聞けなかった。
でも、本当はなんとなく分かっていた。
バイバイって手を振った木の下から梓が帰っていく方向が隣国へと向かっていたこと。
梓の纏う雰囲気はどこか儚げで、それがきっと自分と同じものなのだと言うこと。
でも、気付かない振りをした。
会いたかったから。
触れたかったから。
気持ちを止めることなんて出来なかった。
 
間違いだって構わなかった。
 
正面に立つ梓のキラキラと輝く瞳の奥が悲しそうに揺れていたから。
きっと、梓も同じだったんだろうと唯は思った。
目が合った梓が小さく微笑んで、その悲しい程に刹那さを含んだ優しい微笑みに
胸の奥がぎゅっと締め付けられて唯は呼吸すら忘れてしまう。
 
目を閉じて空を仰いだ。
唯が目にした沢山の梓の表情が過ぎって、胸が締め付けられる。
 
唯が一歩、前へ出ると梓は小さく身じろいで、それでも唯を見つめて、それから同じように歩を踏み出した。
近付く距離に呼吸が乱れて、上手く言葉が見つからない。
 
後数メートルの距離で唯も梓も足を止めた。
何と言えば、良いのだろう。
 
風が二人の間を通り過ぎた。
 
「…アズサ」
 
搾り出すように唯が梓の名前を呼ぶと、梓は唯を見つめて口を開く。
 
その瞬間に。
 
鉄の塊が、梓の胸を貫いた。
青い空が、鮮血で染まる。
 
「アズサッ!!」
 
頭が真っ白になって、何も考えられなかった。
梓の顔が苦しげに歪んで、ゆっくりと地面へと崩れ落ちた。
全身の血が全て堕ちていく音がした。
 
ただ、傍に行きたかった。
 
強靭に鍛えられているはずの身体なのに。
前へと地面を蹴っているのに。
ほんの僅か距離なのに。
動きがスローモーションのようにゆっくりと感じられて、まるで悪夢のようだと思った。
 
梓への一歩を踏み出したその瞬間、腹部に衝撃を感じて唯の足から力が抜けた。
遠くで律の叫ぶ声が聞こえた。
膝からガクリと崩れ落ちて唯は白詰草の上へと倒れ込んだ。
腹部がガンガンと痛んで、意識を手放してしまいそうになる。
薄れ逝く意識の中で、土と白詰草の混ざった匂いがして、まだ自分は生きているのだと思った。
重く沈みたがる身体を腕で持ち上げて、梓へ視線を向ける。
 
青白く血の気の無い梓の姿に涙が溢れて止まらなかった。
梓はもう其処には居ないのかも知れないけど。
 
傍にいかなくちゃ。
 
白詰草をギュッと掴んで、地面を這う。
 
神様がいるなら。
もしも神様がいるなら。
 
争いなんてない世界で
誰も傷つけずに
出会って
笑いあって
触れ合って
微笑んで
キスをして
ずっとずっと、皺くちゃのおばあちゃんになっても
この子だけを愛するから
絶対に、不幸になんてしないから
何よりも大切にするから
 
その傍らでずっと一緒に。
二人だけでずっとずっと永遠に。
 
梓に手を伸ばす。
頬へと触れた瞬間に。
世界が真っ白になって。
唯は意識を手放した。
 
 
 -10-
 
 「って言う、夢をみたんだー」
 
クッションを抱えて話していた唯の瞳からポロリと涙が溢れた。
 
「また、随分、壮大な夢ですね…」
 
零れた唯の涙を梓が優しくハンカチで拭う。
 
「なんか、凄くリアルで夢とは思えなくて」
 
「だからあんな時間に電話してきたんですね、泣きながら」
 
唯をからかうような梓の声色に唯は顔を上げてにっこりと微笑む。
 
「夜遅かったのに必死に走ってきてくれたんだもんね、あずにゃん」
 
見詰め合って噴出した。
一頻り笑い合ってから、梓がふっと真顔になって呟いた。
 
「もしかしたら、前世の記憶なのかも知れませんね」
 
「…前世?」
 
梓の言葉に唯が首を捻ると、梓はそっと唯の左胸を指差した。
 
「きっとここに、私はずっと、いたんですね」
 
一瞬、梓の言葉の意味を考えた唯だったが、その意味に気付き頬が熱くなるのを感じた。
 
「あずにゃんて、たまに、凄く、ロマンチックだよね」
 
梓の素直な言葉は凄く真っ直ぐでとても可愛いと唯は思う。
でもそれはいつも唐突で、その破壊力に流石の唯もたじろいでしまう。
照れ隠しにぽりぽりと頬を掻いた唯に梓はクスリと微笑んだ。
 
「ギター弾きは大概ロマンチストらしいですよ」
 
なんだか最近梓に主導権を握られている気がする。
そう思うと唯はなんだが複雑な気持ちになる。
悔し紛れににっこりと笑ってから梓をじっと見つめる。
微笑みを湛える梓が凄く可愛くて、唯はそんなことはどうだっていいか、と心の中で思った。
 
「んじゃ、わたしもロマンチスト?」
 
そっと梓へ顔を近づける。
 
「ムードはないですけどね」
 
からかうような梓の言葉を呑み込むように口を塞いだ。
深く深く口付けて、乱れる呼吸で揺れる細い腰を撫でる。
ビクリと震えた細い身体に唯は喉の奥で笑って、唇を塞いだまま梓に覆いかぶさるように身体を倒した。
 
滑らかな肌に触れながら思った。
いつか皺くちゃのお婆ちゃんになって、死期を悟る日が来たら。
また梓とずっと一緒にいたいと願おうと。
今、この心の中にユイもいるのだろうか。
だとしたらユイとアズサの分まで。
そして、唯と梓の分まで。
 
きっと、ずっと、永遠に。
 
二人は一緒にいられるだろう。
 
そんな風に思いながら、梓の首筋に顔を埋めた。
甘くて愛しい匂いがして、泣いてしまいそうだった。
 
 
 
 
≪ゼンセノキオク≫-完結-



 [あとがき]
夢オチって言うw
本当にすみません!石とか投げないでっ!!ww

多分、唯と梓は前世でなんかあったんだろうなあ。
と、言う、ふとした思い付きから始まった今回のss。
繋げたらssじゃなくなってしまうくらい
ずるずると長くなってしまって、書き終えることができるのだろうかと
途中でかなりテンパリました。笑
前世の記憶が今回のテーマで尚且つ、唯が見ている夢っていう設定だったので
台詞の部分のみ名前をカタカナにしてみたり。
唯とユイ、梓とアズサがうまく書けていたらいいなあと思いますが…。
なにしろ文章力が、ですね…涙
パラレルの難しさですかねぇ。。。

しかしながら、読んでくださったみなさんのコメントや拍手に励まされて
なんとか完結に漕ぎ着けられて本当にホッとしています。

沢山のコメントや拍手、本当にありがとうございました!
今後もまったり頑張ります★

拳骨。

Comments: 3

URL 2010-09-22 Wed 22:06:27

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2010-10-20 Wed 02:54:28

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2010-10-27 Wed 18:21:03

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